共同リサイクル事業労災組合では、再生利用を目的とする廃棄物等を取り扱っておられる事業者の皆さまが労災保険に特別加入するために必要な事務処理を行います。

お一人で、またはご家族のみでこれらの事業を営まれている場合でも、労災保険に特別加入できます。

産業廃棄物のリサイクル例

建設現場の廃材・木くず

木くずは破砕されてエタノールやリグニンペレットといった石油の代わりとなる燃料になります。

廃プラスチック

スチロールやポリウレタン、合成樹脂でできた包装材料、合成繊維などは廃プラスチックです。廃プラスチックは固形燃料や新たなプラスチック製品に生まれ変わります。

石膏ボード

主に建築現場や解体現場から排出される石膏ボードは、紙くずと二水石膏に分けられます。紙くずは固形燃料に、二水石膏は乾燥させて使い勝手の良い無水石膏にし、再び建築現場などで使われます。

がれき

がれき(アスファルトガラやコンクリートガラ)は特定建築素材であるため、建設リサイクル法で再資源化が義務付けられています。がれきから得られる再生砕石は主に道路の路盤として使用されます。

汚泥

汚泥は有機性のものと無機性のものに分類されます。有機汚泥は肥料や炭化物になり、無機汚泥は土木資材や再生土として再利用します。

汚染土壌

汚染された土壌は焙焼炉や処理施設で無害化された後、土材や溶融スラグ(再生材料)になります。

動植物性残さ

食品の製造・調理過程で排出される「動植物性残さ」は、食品リサイクル法に基づいて処理され、肥料になったり、焼却処理後の焼却灰はセメントや路盤材などの原料になったりします。

医療廃棄物

注射針やガーゼなどの医療廃棄物は、感染の恐れがあるものとそうでないものに分けられます。感染性の医療廃棄物は人の手を使わず慎重に処理する必要があります。医療廃棄物は、通常の焼却処理に比べ高温滅菌処理が施され、鉄は原料として、溶解後のスラグは路盤材などにリサイクルされます。

古紙、くず鉄、あきびん類、古繊維、家電製品の回収などなど